団扇
涼を贈る。榛原のうちわ
涼やかな柄と、職人の手仕事で仕上げる「はいばらうちは」です。
【はいばらうちは について】
榛原は、創業時より涼やかな柄の団扇を扱って参りました。 4月14日の「うちははじめ」には毎年新作の団扇が店頭を飾り、「榛原うちはは初夏流行の魁(さきがけ)」として風物詩となっていたほどです。
流行に敏感な江戸っ子の心に寄り添うように、江戸期には酒井抱一や渡辺崋山、幕末から明治にかけては川鍋暁斎や柴田是真、大正期には竹久夢二や川瀬巴水など当代の人気絵師にその図案を依頼して参りました。
明治31年には、正岡子規が はい原の団扇を送るたよりかな(「俳句稿 正岡子規自筆本」より) と詠んでおり、当時の夏の贈答品として愛用されていた事が伺えます。