日本橋とともに、二百年
旧榛原ビルを含む日本橋二丁目北区に竣工した「東京日本橋タワー」自社所有部分の管理、運営、賃貸を行っております。
榛原は文化3年(1806年)に創業され、江戸日本橋のたもとの萬町にて営業を行ったと伝わっています。
初代佐助は、書物問屋須原屋茂兵衛にて奉公の後独立し、紙、墨、薬を販売しました。当時より諸国特選紙、唐紙、雁皮紙、とりわけ時々の流行絵師に依頼した木版摺物の団扇や絵巻紙を制作し多くのお客様にご愛顧を賜りました。
大正12年(1923年)の関東大震災により店舗は被災、震災復興で永代通り沿いに移転し、以来平成22年(2010年)までの約90年間、当地でお客様のご用を務めさせて頂きました。
その間に建てられた榛原ビルディング(設計:中村直次郎・矢部金太郎)は鉄筋コンクリート造五階建ての各層に瓦庇を取り付けた和洋折衷のアール・デコ様式を特徴とし、昭和63年(1988年)、中央区教育委員会発行の「中央区の文化財―建造物-」に紹介されました。
その後、平成期の建て替えを経て、都市再生特別地区の指定を受けた日本橋二丁目地区(北地区)の再開発に伴い取り壊され、平成27年、住友不動産株式会社、大同生命保険株式会社等の地権者とともに「東京日本橋タワー」を竣工させました。 現在は「東京日本橋タワー」自社所有部分の管理、運営、賃貸を行っております。
東京日本橋タワー物件概要
- 住所
- 東京都中央区日本橋2丁目7番1号
- 敷地面積
- 8,769.22㎡(2,652.75坪)
- 延床面積
- 133,334.87㎡(40,334.83坪)
- 階数/高さ
- 地下4階、地上35階/高さ180m
- 竣工
- 2015年4月
- 設計
- 株式会社日建設計
- 施工
- 株式会社 大林組