榛原の商品goods / products

優美で「粋」な和紙・雁皮紙
「雁皮紙榛原」の暖簾が示すように、江戸の時代から「雁皮紙」は榛原を代表する看板商品です。
上質でシンプルである事が「粋」とされていた江戸時代の心意気を受け継ぎ、
滑らかな紙肌・光沢・強靭さが特長の雁皮紙をはじめ各地から良質な和紙を取り揃えております。

心をつたえる紙、
想いを託す紙。
泰平が長く続いた江戸時代、粋を求める町人趣味は円熟を極めており、伝達手段としての紙にも上質で美しいものが求められるようになりました。 薄く艶やかな肌合いをもつ雁皮紙は、墨が途切れず細い字も美しく書けると、当時の文人墨客の間で大人気となり、榛原が現在に及ぶ基礎を作りました。
雁皮紙とは
雁皮というジンチョウゲ科の落葉低木の皮で作られた紙を雁皮紙といいます。繊維が短く細かいため、表面がきめ細やかで光沢があります。そのため筆あたりが非常に柔らかく、まさに文字を書くために生まれてきた和紙と言えます。色は蜻蛉の羽をすかしたような半透明のうす茶色です。 また、永久保存に耐えられるほどの強靱緊密さがあり、害虫に強く変色しにくいため、平安時代から絵巻物や流麗な公家風のかな書き文書、仏教経典や書籍などにも使われました。古い時代に書かれた雁皮紙は、今でも数多くの文化財として博物館などに残されています。
半面、原料である雁皮は栽培が困難で製造にも手間がかかるため、現在ではごくわずかしか生産されていません。

彩り鮮やかな和紙
洋紙は丸太をそのままチップ状に砕いた木材パルプを原料とし、機械生産により製造されます。
一方、伝統的な和紙は、植物の表皮のすぐ下にある薄皮の部分だけを剥ぎ、様々な工程を経て、手漉き職人の手によって作り上げられます。手漉きを行うことにより繊維が複雑に絡み合い、自然な強さと美しさを兼ね備えた紙となります。

種類いろいろ、
用途いろいろ。
そのほかにも、茶事に使用する奉書紙や、懐紙、着物をたたんでしまっておく「たとう紙(包み紙)」など、和の文化に欠かせない紙を幅広く揃えております。ご要望にもっとも適した最高の紙をお選びいただけるよう、お手伝いさせていただきます。

越前紙、伊予画仙紙、中国(本画仙)紙を中心に取り揃えております。越前雁皮紙の最高峰鳥の子「特号紙」から、中国産のお求め安い高質紙まで、用途に合わせて紙選びをお手伝いさせていただきます。

美濃紙や麻紙を取り揃えております。麻紙漉きの生産者の減少に伴い、現在は大変貴重な紙となっております。

質が高い和紙(かな料紙)を、砂子、色ぼかしなど、半かいし判から半切サイズまでを取り揃えております。歌の主題にあわせてお選びください。
取扱品目
一部商品については、オンラインショップでもご購入いただくことができます。
多彩な和紙商品を取り揃え、店頭でお待ちしております。