12月:榛原復刻図案ぽち袋
この度は、榛原に伝わる図案を復刻したぽち袋をご紹介致します。
松の下に佇み、つぶらな瞳でこちらを眺める鶴や、
長い耳で空を飛んでいる兎などのユーモアに富んだキャラクター達。
そして紋様化された植物柄などを十種選び、手のひらサイズのぽち袋に仕立てました。
もともとは、花柳界や芸能界などで、心付けなどの少額のお金を包むのに用いられたぽち袋。
趣向の面白さが求められるようになり、様々な図案や色鮮やかな摺り、機知に富んだ文字がぽち袋に表されることになりました。
どんな場面でも、お金の受け渡しには、僅かな緊張感が伴うものです。
おどけた雰囲気のぽち袋に包み、さりげなくお渡しするという行為は、相手に必要以上に気を使わせない、心遣いの形なのではないでしょうか。