和紙 優美で粋な和紙-雁皮紙

心を伝える紙、想いを託す紙

江戸の時代、心を伝える手段は手紙でした。
なめらかな肌触りで墨が途切れず、細い字も美しく書ける雁皮紙は、当時の文人墨客の間で大人気となり、庶民にも広まりました。また、芸者さんがお客様に手紙を書くときに「少しでも字が上手く、少しでも気持ちが伝わるように・・・」との心遣いが、雁皮紙に想いを託されていたといわれております。

▲ 榛原(はいばら)の雁皮紙

雁皮紙とは

雁皮というジンチョウゲ科の落葉低木の皮で作られた紙を雁皮紙といいます。繊維が短く細かいため、表面がきめ細やかで、光沢があります。そのため筆あたりが非常に柔らかく、まさに文字を書くために生まれてきた和紙と言えます。色は蜻蛉の羽をすかしたような、半透明のうす茶色です。また、永久保存に耐えられるほどの強靱緊密さがあり、害虫に強く変色しにくいため、平安時代から絵巻物や流麗な公家風のかな書き文書、仏教経典や書籍などにも使われました。しかし、半面、原料である雁皮は栽培が困難で、製造にも手間がかかるため、現在ではごくわずかしか生産されていません。古い時代に書かれた雁皮紙は、今でも数多くの文化財として博物館などに残されています。

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彩り鮮やかな和紙

洋紙は、丸太をそのままチップ状に砕いた木材パルプを原料とした機械生産によるものです。
一方、伝統的な和紙は、細い木の表皮のすぐ下にある薄皮の部分だけを剥ぎ、様々な工程を経て、手漉き職人の手によって作り上げられます。手漉きすることによって、紙の繊維が複雑に絡み合い、自然な強さと美しさを兼ね備えた独特の紙になります。

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種類いろいろ、用途いろいろ

和紙の原材料となる植物に様々な特徴があるように、和紙にも様々な特徴があります。榛原では良質な雁皮紙をはじめ、書に向く和紙や画に向く和紙など、それぞれの用途に適した手漉き和紙を日本全国から厳選して取り扱っております。

書に

越前紙、伊予画仙紙、中国(本画仙)紙を中心に取り揃えております。越前雁皮紙の最高峰鳥の子「特号紙」から、中国産のお求め安い高質紙まで、用途に合わせて紙選びをお手伝いさせていただきます。

画に

美濃紙や麻紙を取り揃えております。麻紙漉きの生産者は現在ではわずか数件、遠く中国よりお買い求めにいらっしゃるお客様もいるほど、大変貴重な紙となっております。

歌に

質が高い和紙(かな料紙)を、砂子、色ぼかしなど、半かいし判から半切サイズまでを取り揃えております。歌の主題にあわせてお選びください。

そのほかにも、茶事に使用する奉書紙や、懐紙、着物をたたんでしまっておくたとう紙(包み紙)など、和の文化に欠かせない紙につきましては幅広く対応いたしております。ご要望にもっとも適した、最高の紙を、お求め安い価格でお選びいただけるよう、お手伝いさせていただきます。お気軽にご相談くださいませ。

店舗には上記以外にも様々な種類の和紙をご用意しておりますので、「書に使いたい」、「画に使いたい」など、店頭でお気軽にご相談ください。皆さまのご用途に合う和紙をご提供できましたら幸いでございます。

▲ 友禅紙

豊富な文様を揃えている友禅紙。お気に入りの文様が見つかったら、アイデア次第で様々な用途で楽しめます。


▲ 店内で行われている作業のようす

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